スウェーデン人の心の故郷、ダーラナへ（6）

ダーラヘストを買ったあと、ダーラナの中心の街、Moraへ向かいました。

シリアン湖の北岸にある、人口2万の街です。


上の写真は、Moraの目抜き通り、Kyrkogatan。

たくさん人がいてちょっとビックリ。。。

この日はすごく暑かったので、みなさん、すっかり夏の恰好です。


正面に見えているのがムーラ教会。


なんとなく、かわいらしい街です♪

まずは教会の方へ向かって・・・。

教会を反対側から見ると・・・。
一番古い部分は13世紀のものらしく、大きさはスウェーデンでも有数だそうです。

教会の横の小さな公園にあった、かわいらしいメイポール。

木造の時計台の前には、クロスカントリースキーの銅像。
なぜかというと・・・
ムーラでは毎年、ヴァーサロペッツという、
有名なクロスカントリースキーの世界大会が開かれているんです。

この先に見えているのが、ヴァーサロペッツのゴール地点を表示したゲートです。
毎年3月の第1日曜日に行われる、全長90kmのクロスカントリー大会。
このスキー大会は、スウェーデンの歴史を動かした記念に作られた大会なのです！

デンマークの支配下にあった16世紀初頭のスウェーデン。
1520年、デンマーク軍に追われてムーラにたどり着いた、
のちにスウェーデン王となるグスタフ・ヴァーサは、
ムーラの農民たちに、デンマーク軍と戦うことを呼びかけますが、
農民たちはそれを拒否します。
失意のグスタフ・ヴァーサはスキーでノルウェーの国境へと旅立ちます。
ヴァーサが去ったあと、農民たちは再度話し合い、蜂起することを決心し、
スキーのうまい使者がヴァーサを呼び戻そうとヴァーサを追いかけます。
使者は、ムーラから90キロ離れた国境の村、セーレンでようやく追いつき、
ムーラにヴァーサを連れ帰りました。
そして独立運動をおこし、スウェーデンはデンマークからの独立を果たしたのです。

ヴァーサに追いつき、セーレンからムーラまで連れて帰ったルートは、
その歴史を記念して、90キロという長い距離のクロスカントリーコースとなりました。

ヴァーサロペッツの博物館です。
独立運動の歴史から、大会の記録すべてが展示されています。

博物館の前に建てられている銅像。
立っている石には1520年と刻まれているので、これがグスタフ・ヴァーサかな？
それとも、呼びに行った使者？？？
ごめんなさい、確認できてません。
湖の方に行ってみました。

暑かったので、湖の上にある、アイスクリーム屋さんへ直行(＠_＠;)

わぁ～～
湖に、空の雲がきれいに映っています。

湖の上のカフェ・・・
気持ちいですね～。

アイスカフェを頼んだら、アイスクリームが入ってなくて、
生クリームだけだった・・・(>_<)

本当に、空の青と湖の青、そして緑がとってもきれい～～。
Moraで忘れてはならないのが、
カール・ラーションと並んで、19世紀のスウェーデンを代表する画家、
Anders Zorn（アンデース・ソーン）！！
次回は、彼の住んだ家と美術館へ。。。